義肢装具士の役割は、時代の変遷によって様々にありましたが、義肢装具士法で義肢装具士が国家資格化したことによって以下のようなものになりました。
近年、リハビリテーション医療の分野において、義手、ギプスなどの義肢装具を手術直後の患者に装着して早期訓練を行うことにより、円滑な社会復帰を促進することを可能とする、いわゆる超早期リハビリテーションが普及、定着しつつあるが、これに伴い、義肢装具を製作し、からだに適合させる等の業務に携わる者が臨床の場において重要な役割を果たすようになってきている。また、義肢装具は近年ますます高度かつ複雑化し、その製作適合などを行うには高度の専門的技術が必要とされている。この法律制定の趣旨は、このような現状にかんがみ、義肢装具の製作適合などの業務に従事する専門技術者として、義肢装具士の資格を定め、その資質の向上をはかるとともにその業務が適正に運用されるよう規律し、医療の普及および向上に寄与することにある。
「義肢装具士法 第一 法制制定の趣旨について」
つまり、義肢装具士は、義肢や装具を利用する人々のために義手や義足を作ることだけでなく、社会に暮らす人の生活をサポートして豊かにするための技術を提供する役割が求められています。